ePUB活用のススメ

 すでにご存知のように「今の携帯電話と言えばスマートフォン」という時代です。格安SIMによるMVNOなど月額利用料金1,000円〜(端末代や通話料は除く)で使えるスマートフォンも多く出まわることにより、今後もますますスマートフォン利用者が増加します。これらのことから老若男女問わず「国内で一番多い電子書籍端末はスマートフォンである(WEB接続端末)」と言っても過言ではないと思います。

 この「国内で一番多い電子書籍端末はスマートフォンである」ということから、電子書籍ePUBで新しいさまざまなアイディアやサービスを実現することが可能です。

料理レシピの電子書籍

 料理レシピ本を電子書籍で配信しませんか?食品メーカーのホームページに無料公開されている料理レシピをePUBにすることにより、大きなメリットをもたらすことが可能です。詳細はコチラです。

取扱説明書の電子書籍

 消費者のユーザビリティー向上のために、パソコンや家電などの取扱説明書は電子書籍ePUBへ!詳細はコチラです。

マニュアルの電子書籍

 企業がお持ちの業務マニュアルや販売マニュアルなどの各種マニュアルを電子化してタブレット端末に!場所もとらず改訂も自由自在に行えます。詳細はコチラです。

テレビ番組の電子書籍

 ドキュメンタリー番組や報道番組を文章と画像で後世に残す。翻訳すれば無料で海外配信も可能です。詳細はコチラです。

 現在主流の電子書籍フォーマットである「ePUB」は小説や漫画専用のフォーマットではありません。さらにKindle・iBooks・Google Playブックスなど電子書店で配信するためだけのフォーマットでもありません。

 ePUBフォーマットの電子書籍は1つのファイルとしてPDFなどと同様に、ほとんどの端末で「ダウンロード〜保存〜閲覧が可能」です。

【Windowsのオススメ電子書籍リーダー】

 Google Chromeの「Readium」が便利で使いやすいです。

【Appleのオススメ電子書籍リーダー】

 iMacやMac Book Proなどのパソコン・iPad・iPhoneなどすべてのApple端末では「iBooks」が利用できます(パソコンでは最新OSが必要)。Apple純正アプリなので信頼性が高く、再現性に優れています。

【Androidのオススメ電子書籍リーダー】

 Android純正アプリである「Playブックス」が利用できます。「Kinoppy(紀伊国屋書店)」など各電子書店のリーダーアプリでも閲覧可能ですし、巻物式と呼ばれる「Himawari Reader」などの電子書籍専用の無料アプリもあります。

PDFと異なるePUBの特徴

 PDFと異なるePUBの特徴として「文字の大きさを変更することができる」「スマートフォンのような小さい画面でも文字が読める」というのがあります。

 例えばA4で1ページ1000文字の文章ファイルの場合、PDFだと4〜5インチ程度しかないスマートフォンの画面では1ページ表示だとまず文章を読むことができませんので、ピンチアウトをするなど部分的に拡大する必要があります。

 リフロー型のePUBだと文字が読める大きさになって表示され、1ページに収まらない文字は次ページに繰り越されます。1ページあたり200文字だとしたら約5ページに分割されます。文字の大きさを変更することが可能なので、文字を大きく設定するとページ数が増え、小さくするとページ数が減少します。

 このような特徴のあるePUBファイルをPDFと同様にホームページからダウンロードすることができたり、iBooksやGoogle Playブックスから無料で配信することが可能です(※各電子書店には審査があります ※基本的にKindleは有料配信で、無料配信は期間限定です)。

※固定型のePUBだとページは全て画像になりますので、文字検索などはできません。