グローバルな電子書籍ストアの必要性

 2012年10月KindleがAmazon Japanにラインナップされた。世界一の電子書籍ストアがついに日本に上陸した。オープンするまで日本の出版社と結構揉めていたが、 ジャンプコミックスDIGITALなどが並んでいるところを見ると、なんとか折り合いがついたのだろうと予測する。もしくは妥協しちゃった?

 しかし何か残念だ。日本の大手電子書籍ストアはこのままズルズルと後退してしまうのか?Kindle+Amazonは手強い。WEBショッピングモール(音楽配信なども含む)+電子書籍ストア+独自電子書籍端末というのは唯一無二の組み合わせだ。Amazonがオークションに手を出さないのも賢いなと感じる。本来は「アメリカのKindle」ではなく「日本の大手電子書籍ストアが世界進出してほしい」!!

 国内でAmazon+Kindle似たような形態をとっているのは楽天+Koboかな?正直なところKoboTouchとKindoleFireシリーズを比較すると圧倒的に見劣りする。しかし書籍に充実度や販売に関してはまだまだ日本勢が有利(全体的な数字は大したことがないけど)!

 電子書籍ストアに関しては日本だけでなく世界を相手にしなくてはならない。簡単に説明すると1冊の電子書籍を各国の言語に翻訳してそれぞれの言語に対応した電子書籍ストアで販売する。そう翻訳も電子書籍ストアが請け負うのだ、いや電子書籍の制作自体を請け負った方がもっと良い。

 各国の電子書籍事情はさまざまだろうし、各国に合った宣伝もして行かなくてはならない。現状の数ある電子書籍ストアではまだ海外に特化したサイトは日本に存在しない(海外向けに翻訳された電子書籍が少ないため)。特に日本文化の象徴である漫画は絶対にやるべきだ!リスクが全く無いわけではないが、日本国内という狭いところでパイの奪い合いをする時代はインターネットの出現とともに終わっている。

 この件に関してWEBで公表するかどうか迷いましたが、もしこの「海外進出アイディア」を必要とする企業があるなら【お問い合わせ】からご連絡下さい。